ビジネスプロセス・リエンジニアリング (Business Process Reengineering (BPR))
90年代初頭に米国で提唱された経営改革コンセプト。機能ではなく顧客起点のプロセスを重視した組織構造改革への抜本的発想転換を求め、目標として以下の点を掲げた。
①急激で根底的な構造改革:歴史的経緯と政治的要素にとらわれず、顧客満足・競争優位を徹底的に追求するプロセス再構築。
②漸進的ではなく劇的な改善:品質、コスト、サービス、スピードの飛躍的改善。
③即時代性:急速に進展する方法論の積極的活用。例えば、最先端IT技術導入による画期的なレポーティング/マネジメント・システムへの移行。
今日の欧米では、一般的にビジネスプロセス・リデザイン(再設計)の同義語として再定義されているが、日本では普遍的価値を持つ概念としてとらえ、BPRの略称の下に改革活動を継続している企業も多い。